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みどりちゃんねる。

今さら占う2008プロ野球~広島東洋カープ編

  • 2008-04-10 (木)

第2弾は、広島カープである。

僕とカープ

いきなり余談だが、僕は広島カープ初優勝の日に広島市でこの世に生を受け(ああ歳がバレる)た関係で、幼少の頃より「カープっ子」として育てられた。が、中学以降広島を離れると、多感な時期に寮制の男子校だったことも手伝って、思春期と反抗期に鬱屈したモノは女の子ではなくプロ野球に向けられ、早々にカープファンをやめてしまった。理由は「カープが強かったから」。若気の至りとしか言いようがない。あれから歳を重ね、20年ぶりくらいに広島に戻ってきたが、やはりカープファンになる気がしない。理由は後述する。まぁ、特定のチームのファンになる気など、もはやないのだけれど。

カープはビンボーか?

結論から言おう。カープはビンボーではない。「カープはビンボーじゃけえ」と言う人は、球団の戦略に引っ掛かって、そう思わされているだけである。金本や新井や黒田がFAで出て行ったのは、彼らのそれ以降の野球人生において、プラスに働く要素がカープになかったからである。それはゼニだけの問題ではなく、野球をする環境すべてを含んでいる。前田や緒方が出ていかなかったのは、彼らがケガがちで他球団から良い評価をもらえなかったからに他ならない。更に、FAで国内移籍した場合は、移籍先球団から保証金がカープ球団に入るはずだが、その金はどこに使われているのか、カープビンボー説を唱える人は考えたことがあるだろうか。

憶測で論じる前に、まずは地元中国新聞のこの記事を見て頂きたい。

カープ、決算は33年連続黒字

広島東洋カープは24日、広島市中区のホテルで株主総会を開き、2007年決算を承認した。売上高は62億900万円。当期利益は1700万円。 1975年から33年連続の黒字となった。10年連続Bクラスという長い低迷に加え、テレビ放映権料が巨人戦の全国中継の減少などで前年比で2億2100 万円の大幅減。逆風の中にあって、売上高は同5億2900万円の増収となった。

前田智徳外野手の2000安打達成や雨天中止(4試合)が少なかったことで、主催試合の入場者数が7年ぶりに110万人を突破したことがもたらした。入場料収入は前年比で2億9000万円増の22億4000万円。キャラクターグッズの収入も同2億3600万円増の7億円と大きく伸ばし、放映権料の減収分もカバーした。

(中国新聞 2008/03/25)

カープ球団が徹底的に支出を抑えることで、毎年黒字決算していることは有名な話である。記事から、昨年は前田の2000本安打という特需(2億9000万円増)により、放映権料のマイナス(2億2100万円減)をカバーしたと読み取れる。当然、その他にFA補償金(人的補償で赤松が入団したとはいえ、かなりの補償金があるはず)も収入に含まれるはずなので、大きな補強もしていないのだから、単純に考えればキャッシュフローをケチれば黒字は当然の結果である。

ファンを惹き付ける球団とは

だが、何十期黒字を続けようとも、黒字経営は球団の都合に過ぎない。数少ない黒字球団だから、カープファンになりましたなんて言う人は、まさかいないだろう。球場に足繁く通うファンはもちろん、これから球場に足を運んでみようと思うファン(つまり、TV中継しか見ないファンを除く)にとって重要なのは、球団が黒か赤かではなく、見物料の対価としてどのようなエンターテインメントを提供してくれるかである。パ・リーグの球団、とりわけマリーンズなどは、この辺に敏感で、千葉マリンスタジアムに行けば、試合の勝敗に関わらず、何かしらのイベントを行っていて楽しいし、ついでにマリーンズが勝てばさらに楽しいとファンに思わせる仕掛け作りに余念がない。マリーンズの魅力は、よく報道されるいわゆる「マリーンズサポーター」の熱狂的な応援だけではない。

もはや有名だが、知らない人のためにマリーンズのエンターテインメントを列挙しよう。「福浦デー」だの「ベニーのハワイアンデー」だの「マーくん(マスコット)の誕生日」だのと、とにかく毎日イベントを企画している。球場の周囲には展示場、グッズショップ、ステージ、おしゃれな屋台などが所狭しと並ぶ。洗練されたチアリーダーのおねえさんたちやマーくんのぬいぐるみが、年齢を問わないファンをお出迎え。球場外で子どもをリリーフカーに乗せるサービスをしている。送迎バスのマリーンズラッピングのデザインは、ダサさが微塵もない。ひとたび球場に入れば、ぬいぐるみのマーくんは観客席を渡り歩いてファンと触れ合い、チアリーダーのおねえさんを観客席内に配置している。バックネット裏の一部を除く内野2階席の全てを自由席にしている。テーブル形式の家族シート、カクテルバー、打ち上げ花火など、試合の勝敗とは関係なく楽しめる「ボールパーク」となるべく、年々(もしかしたら日々)試行錯誤をし続けている。千葉マリンスタジアムは、千葉市街地から離れたJR海浜幕張駅から、さらに徒歩20分ほどと、立地は決して良くない。それにも関わらず、老若男女問わず自然と足を向けたくなる球団側の仕込みには、枚挙にいとまがない。

また、1995年以降のマリーンズのユニフォームのデザインも、ファンを惹き付ける大きなポイントだと僕は思う。袖の小さな刺繍以外に、親会社「LOTTE」のロゴが入っていない。さらに、フランチャイズの「CHIBA」が大きく入っているわけでもない。親会社の広告塔でもなく、かといって名ばかりの町興しの道具になるわけでもなく、常に洗練されたデザインのユニフォームは、マリーンズに興味を持ったばかりの人にも受け入れやすいものである。多くのファンは、親会社ロッテが好きだからファンになるわけではないし、千葉以外に在住のファンは、千葉が好きだからファンになったわけではないのだ。更に、千葉の子どもたちが、かつての暗黒オリオンズ時代を全く意識することなく、「カッコいいもの」として自然に受け入れ、マリーンズの帽子やレプリカユニフォームをまとっているのも印象的だ。「行きたくない球団は大洋とロッテ」と小学生時代の作文に書いた、バファローズの古木の「トリビア」があまりにも有名だが、少し前まで「ロッテ(オリオンズ時代から初期マリーンズ)」は、小学生が嫌うダサくて弱い球団の代表格だったのだ。

これらの改革を行うためには当然、スポーツビジネスとしての莫大な投資がかかるためだろう、球団は大きな赤字経営である。しかし、千葉市民だけでなく多くのファンの支持を得ているため、その赤字は年々減ってきているという。マリーンズ球団がビジネスとしての投資を行った結果が出るのは、もう少し先になるかもしれないが、少なくともファンの裾野を広げ、新たなファンを獲得し、ファンに受け入れられ、支持されているという点では、常にファンと向き合った経営をしているといえよう。

振り返ってカープはどうか。これはセ・リーグの球団全般に言えるが、ジャイアンツ戦のTV中継放映権にぶら下がる体制に長年漬かっていたためか、球場に通ってくれるファンの裾野を広げるための努力を全くしていない。球場に行ったら、せいぜいどこの球団にもあるような紋切り型のグッズを購入し、あとは試合を見る(外野なら応援もする)だけで、もしその試合が一方的なつまらないものだったら、安くはない金を払って来場したファンのやり場は、もはや高価な球場内販売ビールくらいしかない。だから、特に熱心なファンでもなければ、年に1回でも話のネタに観戦すればもういいや、となる。特に、一般的なカープファンには、この傾向が顕著である。

この場合、「一般的なカープファン」とは、単に広島市民であるか昭和50年代のカープが好きだっただけで、自称カープファンだが市民球場に通うほどでもない人たちを指す。恐らく、このレベルのファン、つまりカープ球団からみれば球場のリピータになってくれる可能性がある潜在的ファンが、カープファンを自称する人たちの8割以上を占めると思われる。これらの一般的なのファンの足を球場に向けさせる努力をほとんどしていないことは、上記のマリーンズの例と現在のカープを比較すれば明らかだろう。

球団はファンをバカにしていないか

もはやカープが強豪球団のファームであることは周知の事実であるが、それは「カープは金がないけえ」ではない。一言でいえば、「カルテルへの甘え経営」のツケである。当然だが、広島にはプロ野球球団は一つしかないので競合はない。そして、2004年のパ・リーグのようなことがない限り、新規参入はあり得ないし、セ・リーグ6球団の枠組みが崩れることもない。そのようなカルテル体制への甘えが、カープ球団をダメな方向へと導いているのである。赤字を出さない経営を身上とし、「支出を絞って小さい規模で経営」→「選手がFA流出」→「FA補償金と放映権収入」→「入場者数そこそこでも黒字決算」→「放映権料縮小」→「更に支出削減」→「更に選手がFA流出」→「補償金等でまた黒字」・・・という、一見黒字でもとんでもない負のスパイラルが成立している。

それでもカープファンを続けられるのは、熱心なファンと言えば聞こえはいいが、実のところは、金本や新井や書ききれんくらいの選手の流出に慣れて、もはや感覚が麻痺し、「カープはビンボーじゃけえ」といって耐え忍ぶことにマゾヒスティックな快感すら覚えるようなファンだけである。そういうファンに限って、カープ以外の球団、特にパ・リーグがどんなエンターテインメントを提供しているか知らないから、「ワシらが応援せにゃあ」と妙な責任感を持って市民球場に足繁く通い、スター不在に等しい今年も熱心に応援している。それはそれで満足してるのだろうから結構だが、それこそが、球団の思うツボなのではないかと僕は思うのだ。

カープ球団の詳細な財務状況は知らないが、仮に、選手のFA流出を引き留めるキャッシュが不足しているために、選手を放出しなければならなくなったとしよう。この状況での球団の役目は、ファンを選手のFA流出に慣れさせて、ファンの負のパワーをジャイアンツやタイガースに向けさせて球場に足を運んでもらうことでは決してない。そんなマゾは少数派だ。そうではなく、球団の役目は単純に、どうすれば流出を阻止することができるのかを、真面目に考えることである。キャッシュが不足しているのなら、当然、営業キャッシュフローを増やさなければならない。従って、入場料その他で大幅な収益を上げられるように、新たなファンを開拓して、彼らを惹き付け、リピータになってもらうための大改革と、それに伴う赤字覚悟の投資を、どこかで行う必要があるのだ。ファンの立場に立った大胆な改革を行った結果、万一、多少の赤字を計上したとして、ファンが離れていくだろうか。

もう一度言う。プロ野球界というカルテル体制の中にありながら、ファンを惹きつけるための大きな投資や大胆な改革をしない。30年以上続く黒字経営継続を身上に、足繁く通ってくれる一部の通好みというかマゾヒストなファンに支えられて、小さな経営を行う。そういう方針としか考えられない今のカープは、カルテルに甘えて内部事情ばかりを考え、球団は公共財だとかなんとか口では言いながら、ファンと向き合っているとはとても言えない。むしろファンをバカにしてる。これが、僕がカープファンになれない理由である。

(つづく)

今さら占う2008プロ野球~読売ジャイアンツ編

僕の得意分野だけに、開幕までに書こう書こうと思っていたら、とっくに開幕してしまったプロ野球。今さらながら、今年のプロ野球をいろんな意味で盛り上げてくれそうな、くりまる注目のチームをピックアップして、見解と展望を述べていこう。記念すべき第一回には、いろんな意味で注目の読売ジャイアンツを持ってこよう。

「アンチ巨人」は無意味

とかくめんどくさいチームで、プロ野球、特にセ・リーグに興味を持ったら、まず「巨人ファン」か「アンチ巨人」かの立場を明確にしなければならないらしい。そして、アンチジャイアンツの人が、セ・リーグの他チームのファンという寸法になる。この順序は逆でもよく(というか、逆のパターンの方が多いだろう)、例えば

  • 「広島生まれだからカープファン」→「カープはビンボーで意地悪されてる」→「金持ちで恵まれてるジャイアンツがキライ」
    ・・・古いカープファンに最も多いパターン
  • 「関西人だからタイガースが好き」→「ライバルのジャイアンツは巨大補強ばかりして憎い」
    ・・・じゃあタイガースの補強は?というツッコミは無用なんだそうな
  • 「東京在住だけど、とにかく拝金主義のジャイアンツが大嫌い」→「だから同じ東京でもスワローズファン」
    ・・・東京在住のリベラルなプロ野球ファンに多いパターン

とかいうのが、ありがちなパターンだろう。ビジター球場で我が物顔のタイガースファンがキライだとか、カープがイモいからキライだとかいうのは聞いたことがあるが、いずれもジャイアンツにおけるアンチを超える概念にはなり得ない。この辺を紐解くには、正力元オーナーの「アンチ巨人も巨人ファン」という名言に遡ると分かりやすい。アンチだ何だと騒ぐのは、要はこの「ジャイアンツVSその他」という球団が作った戦略的対立構造、つまりアンチにもジャイアンツ中継を見てもらおうという戦略に踊らされているだけなのである。 また、「巨人が負けたらスカッとする」「自分の応援するチームが負けても、巨人が負ければトントン」などと言っている人がよくいるが、彼らは言わば、逆説的ジャイアンツファンなのである。

かく言う僕も、20世紀終わりごろまでは所謂「アンチ巨人」だった。当時、作ったばかりのWebサイトには、プロフィール欄に「キライなものは、犬とジャイアンツ」と書いており、「どんな美人でも犬好きとジャイアンツファンとは付き合えん」などと公言していた。今から思うとアホだし、若かった。ある時ふと、自分が今まで踊らされてきた気がついてから、このスパイラルを抜け出そうと、「ジャイアンツをキライになることをやめる」という、世にもバカくさい努力をした。その結果、ジャイアンツは憎たらしくも何ともなく、いろんな意味で面白いチームだということに気づき、そのスタンスは現在も続けている。従って僕は、「巨人ファン」でも「アンチ巨人」でもない。僕にとってのジャイアンツは、非常に良い選手を抱えていながら、ネタに事欠かない面白チームである。

中継ぎ投手とスター性

さて、今年の話に移ろう。近年、ジャイアンツは、「投手が点を取られなければ負けない」というノムラの教えに10年遅れで気づいたらしく、見た目の重量打線もさることながら、投手の補強にもかなり力を入れている。しかし、足りないものは補強に頼ってしまうことが、他チームの姥捨て山になってしまうことにはまだ気づいていないあたりに、このチームの弱点がある。門倉や野口は、もはやジャイアンツファンも忘却の彼方だろう。とはいえ、先発投手陣は、上原、高橋尚、内海、グライシンガー、木佐貫、野間口、金刃、姜と、若手からベテランまで全員が2桁勝利してもおかしくないスター布陣で、余った野口と門倉と辻内(ケガだけど)が腐ってるくらいである。この先発陣ならば、多少のケガ人が出ても問題ではない。勝ちパターンの豊田―クルーンにつなぐまで先発陣が踏ん張れるくらいチームがかみ合えば、今年は圧倒的大差で優勝しても何ら不思議ではない。

個人的には、先発陣のポイントとして内海に期待している。2000年、敦賀気比高時代にオリックスの指名を拒否してから8年、入団拒否→社会人→逆指名のパターンを経た選手は大成しないというジンクスを乗り越え、左腕の大先輩カネヤンの本名や実績が言えずにドン広岡に大喝されながらも、へこまずにエース格まで成長した図太さの前に、押しつけがましい伝統やプレッシャーなど無用である。

問題があるとすれば、豊田につなぐ前の中継ぎである。この役目を、ここ10年くらいのジャイアンツで最も完璧にこなした條辺は、もはやうどん屋である。スター性も華もないフランケン西村と、育成上がりの山口に多くを求めるのは、普遍的スター性を第一とするジャイアンツには、ちと酷ではないか。ちなみに西村健太朗投手には、こんなエピソードがある。地元テレビ局が広陵高校を取材し、野球部の追っかけ女子高生たちに好きな選手を聞くと、口を揃えて「キャプテンの藤田くん」と答えたが、「じゃあ、エースの西村くんは?」と訊くと、彼女たちは「え~、ヤダ~、西村キモイ」と答えたそうな。西村自身にインタビューしても、「アー」と「ウー」しか答えないという純真無垢なセンバツ優勝投手が、大都会東京でどう汚れていったのか、別段興味はない。

巨大補強の「免罪符」

打線に関しては、これがファミスタなら圧倒的なんだが、現実のプロ野球ではそうもいかないことは、長嶋監督時代に経験済みである。だが、姥捨て山現象のおかげで、ほとんどが30歳以上。全員が全試合出場できるとはとても思えない。そういう意味では、期待の若手すなわち巨大補強の「免罪符」として日テレで繰り返し放映されて全国区になった坂本内野手がキーマンと言える。無理やり作られたマーケティング的かつ免罪符的な期待に押しつぶされることなく、もらったチャンスを活かしてどれほどやれるかに、これからのジャイアンツの若手の在り方がかかっている。彼を野手版のうどんや条辺にしないためにも、球団の育て方や環境づくりはもちろん、報道の在り方も再考してもらいたい。なんか、注目され始めた歳も、条辺と似通ってるしなぁ。

あと気になるのは、脇谷とか亀井とか矢野とか鈴木とかの野手陣。彼らは若手だったはずなのに、いつの間にか若手とは言えない年齢に達している。彼らくらいの歳(25~30歳)の選手が出場機会に恵まれず、山本功児や四條や福王や最近だと後藤のように「ツウ好みの選手」として終わっていくのはどうなんだろう。他球団では、彼らくらいの歳でレギュラーを取っている野手は多いのに。常勝を義務付けられているという球団の伝統と思惑は難解である。

圧倒的優勝による実証経済学

ジャイアンツはここ10年で何回か優勝しているが(回数を調べるのがメンドクサイので勘弁)、森監督時代のライオンズのように圧倒的大差で優勝したことはない。ジャイアンツ人気=プロ野球人気ではないことは、色々な媒体でさまざま言われているし、僕自身、様々な球場での観戦経験や最近のスポーツニュースの伝え方(例えば、ジャイアンツより先に、ダルビッシュが長々と報じられることもしばしば)から、その通りだと思う。ジャイアンツ人気=プロ野球人気だと思っているのは、ロッテはまだ川崎球場にいて、ガラガラの観客席で試合を尻目に観客が流しそうめんやキスに興じてるのがパ・リーグだと未だに思っている人と、SMAP中居くんと徳光さんくらいだろう。

しかし、読売の中の人(選手ではなく首脳陣)と僕の後学のために、一度くらい、8月前半にマジック点灯→10ゲーム以上離して優勝→クライマックスシリーズ連勝→日本シリーズ4連勝で制覇して、視聴率やら観客動員やら野球人気やらにどれくらいの効果を与えるのかを実証してほしい。メークドラマやメークなんとかという誤魔化しの優勝ではなく、他チームがゲンナリするくらいの圧倒的優勝である。

街頭テレビ時代の大衆娯楽としてプロ野球とプロレスがよく挙げれるが、娯楽の多様化に伴い、プロレスは確実に沈んだ。一方のプロ野球はどうか。V9時代を例にとることは時代錯誤でナンセンスであり、近年における実証がないから、巨大補強の経済効果が測れないのである。ジャイアンツが「球界の盟主」であり、ジャイアンツの圧勝が(首脳陣が言うところの)プロ野球人気の回復につながるという仮説を立てるなら、読売の中の人が考えることは、少なくともテレビ中継の削減ではないはずだ。

つまり、今年のジャイアンツの圧勝による実証経済学が、今後のジャイアンツの身の振り方と、テレビ中継の利権でジャイアンツにぶら下がるセ・リーグ各球団の取るべき行動を決定づけるはずなのである。「球界の盟主」を名乗る球団に課せられた使命は、当然ながら他球団よりも遥かに重い。

ドコモと僕とウィルコム

いきなり余談だが、僕は携帯電話を「ケータイ」と書くのがキライだ。これがなぜなのか、全く説明がつかないのだが、たぶん生理的なものだろう。なので、漢字で「携帯」と書くことにする。

僕が初めて携帯電話を持ったのは、確か1996年だったから、携帯歴は12年になろうとしている。一番初めに持ったのは、ドコモの三菱製端末D203であり、それから10年ほどドコモを使い続けた。最後に使ったN901iSを除き、全て個性派の三菱を使い続けたので、今般の三菱の携帯電話事業撤退には様々な思いがある。一昨年末、MNPができた頃、N901iSの電池膨張にマトモに取り合ってくれない殿様商売のドコモに怒り心頭、auにMNPする。しかし、ほとんど待ち受け専用としてしか使わない僕のライフスタイルにauはマッチせず、わずか半年経った昨年7月にソフトバンクにMNPして現在に至る。つまり僕は、イーモバイルを除くすべてのキャリアを一つの番号で経験した浮気男と言える。ついでに、ウィルコムも持っている。

賛否両論あれど、結果的にソフトバンクの主導により、携帯電話の料金に関する大改革が各キャリア出揃った。すなわち、携帯電話市場飽和に伴うインセンティブ(ネット上ではインセなどと略される)方式から脱却した、新しい料金プランである。これらを見ていくと、結局のところユーザの負担は従前と大して変わらない場合が多いようだ。我々ユーザとしては、純粋な回線業者となるキャリアがない以上、携帯電話を選ぶ場合は、実質3キャリア+PHSのウィルコムから選ぶしかない。これらの4キャリアすべてを使った僕の視点から、特徴をまとめてみた。ちなみに僕は、周波数帯がどうのこうのとか、GSMじゃないから国際競争力がどうだとか、技術的に何が優れているとかにはあまり興味はない。そんなのは、中の人が考えればいいことで、我々は提供されるサービスを受けることしかできないからだ。

DoCoMo:殿様キャリア

ドコモには個人的に言いたいことは山ほどあるし、様々なサイトで言い尽くされているんだろうが、要は松永真理さんや夏野剛さん(退職報道があったけど?)がi-modeを世に出した頃のベンチャー精神はなく、端末へのカメラ搭載辺りから「他者の出方を窺ってから後出しジャンケン」を繰り返すキャリアになったと言える。今般のバリュープランや家族内無料通話も然りである。この辺は様々な憶測があるが、母体企業であるNTTが、NTTに対する求心力を失ったドコモを引き戻すために管理職を大量に送り込み、若手プロパーの企画が潰されるようになったっていう説が一番しっくりくる。そんなドコモの若手プロパーと飲んだことがあるが、一人勝ちする自社への愛社精神あふれる有り難いお言葉ばかりでゲップが出そうだったので、もはや若手も飼いならされた感があるのは至極残念である。
しかし、そんな会社の内部事情は、多くの人がエンドユーザとして携帯電話サービスを行うキャリアを選ぶ際には、ほぼ無関係である。圧倒的なブランド力とエリアとユーザ数をバックに、大勝もしないが大敗もしない後出しジャンケンで勝負するのは、戦略として間違いではない。ユーザとしては、少し待てば他キャリアと同等のサービスが受けられるからだ。3Gエリアでは昨年くらいまでauが優位と言われていたが、元公社の力であっという間に優位に立ったらしい。反体制的な人やリベラリストでなければ、ドコモを選んでおけば間違いないだろう。

au:サヨナラキャリア

CDMAOneのインフラ整備の恩恵で、3G当初は圧倒的優位に立つものの、結局はエリアで元公社の前になすすべなし。唯一のCDMA2000規格にして、唯一の従来型インセモデル継続が、「お客様満足度No.1」に今後どう影響するか?
フルサポートは他社比較で特に優れたものではなく(むしろ縛りの意味が大きい)、目を引く料金プランもない。というか、この縛り、割賦方式を前提にした他社に比べて、パンフなどを見ても非常に分かりにくい。端末も、特に目新しくもないものを黙々と出し続けるだけ。直営ショップのネーチャンは経験上、使えないのばかり。マニア向けスマートフォンのラインナップがなく、今後も出す予定はないらしい。規格の違いだか何だか知らんが、iPhone争奪戦のスタートラインに立つことすらできない。そんなauで、お客様は何に満足したらいいんだ?仲間由紀恵か?僕は半年auを使っていて、ちっとも満足できませんでした。

SoftBank:ドン・キホーテキャリア

他キャリアが新プランを発表したら24時間以内に追従すると公言し、その通りにしてきたソフトバンクだが、最近はインセ撤廃、無料通話などで常に先を行き、ドコモら大手が後から付いてくる逆転現象もしばしば。テレビCMでのお父さん(犬)のセリフ「ソフトバンクごっこはやめろ!」とは、言い得て妙であるが、よく考えればブロードバンドを巡る覇権争いでも、NTTがソフトバンクに追従する形になったんだっけ。果たしてソフトバンクは巨象に立ち向かうアリンコなのか、風車に立ち向かうドン・キホーテなのか。いずれにせよ、インセモデルにメスを入れた功績は評価できるだろう。実は、ユーザの負担は大して変わらないのだが、そんなことは公言しない。
本当にこの業界にメスを入れるなら、端末開発をメーカに委任して端末販売せず、SIMロックを解除して、真の意味での「通信キャリア」になるしかないと言われており、孫さんにもその期待が集まったが、結局は割賦=スパボ。端末の一括販売価格が10万円って、客をなめてはいないか。ドコモが本気になって価格を引き下げれば、ソフトバンクなんて吹っ飛んでしまうはずだからこそ、学生タダだの新規優待価格だのよりも既存ユーザに振り向いて欲しいものだが、1兆7000億円の返済を考えれば、さしもの孫さんでもしばらく冒険はしないだろう。つまんね。
実際にユーザになってみると、「スーパー安心パック→あんしん保証パック」の実質サービス低下のような、「スパボで囲ってるから、釣った魚には餌をやらない」戦略が目につき、ああ、僕は釣られた魚なんだなぁという鬱屈たっぷりである。スパボの喪が明けたら、僕はたぶんどこかにMNPするんだろう。全キャリア制覇を目指すなら、今のところイーモバイルしか選択肢がないわけだが。
関係ないが、auからのMNPで加入した時の、ソフトバンクショップのおねえさんの対応は、僕の12年ほどの携帯史上(4キャリア比較)No.1であった。ソフトバンクは安かろう悪かろうだと思っていた僕には衝撃的だった。あんなテキパキした対応と明確な説明、丁寧な接客をする店員ばかりだとソフトバンクは凄いんだが、乱立する店舗数から推し量るに、それは無理なんだろうな。引きが良すぎただけか。

Willcom:ツンデレキャリア

「メールと通話と、ちょっとだけネット使えればいい人」というより、「真性ドМ」と「カルト的信者」と「医療関係者」向けのキャリア。何故なら、サービスの質や公式コンテンツの量で圧倒的に携帯キャリアに劣り、友だちが話題に上げてるサイトを見ることもできなければ、端末ラインナップも少ないキャリアをわざわざ自ら選ぶのは、「真性ドМ」か「カルト的信者」以外にあり得ないからだ。あとは、電磁波が少ないらしいので、医療現場で一括採用なんてのもあるらしいが。なお蛇足ながら、前掲4者は排他的ではないので、全部該当する聖人ユーザがいるかもしれない。
ウィルコムを支えるユーザ(♂)は、恐らくこんなイメージだろう。すなわち、合コンで女の子に「えー、今どきピッチ?」言われて、「何も知らないんだな、ウィルコムは営業下手だけど実は携帯より圧倒的に安いし、(手を加えればそこそこ)使えるのに、説明するのがメンドクセーんだよ、何も知らねぇんだなこの(ピー)」と心の中で呟きながら、実際は「そ、そうなんだ、ホ、ホントはドコモがいいんだけどね」とぶっきらぼうに答えてしまい、女よりも「オレだけのウィルコム」感に浸る自分を愛せるようなタイプである。あるいは、自作PCのグラボはATIやNVIDIAではなく、宗教上の理由でお布施をはたいてMatroxを買っちゃうような「信者」と似た感じかもしれない。 Matroxユーザにウィルコムユーザが多いという仮説を検証してみたいぞ。
ただでさえ一般人にはPHSはマイナスイメージなのに、他キャリアの軒並みウソくさい激安プランに中で、たっぷり付加価値があることを大してアピールせずに「2800円/月」で勝負するのも、実は戦略なのかもしれない。何故なら、ちょっとくらいの欠点(実際、ちょっとじゃないが)も自助努力でカバーする自分が好きだとか、「美人だけど、実はちょっと足がクサイ」みたいなのが好きだとか、「実は美人だけど、いつも化粧をせずにオヤジメガネ」みたいなのが好きだとか、そういう人の心をグッと掴んで離さないからだ。そういえば、2.5GHz帯の免許割当では、ネット上ではウィルコム祭りがあちこちで起こっていたが、KDDI陣営の祭りなんでのは皆無だった。
何だか世のウィルコムユーザを煽っているような文章だが、僕も立派なウィルコムユーザであり、今後もウィルコムを使い続けるつもりだ。それは、嫁さんがウィルコムユーザだからだということ以上に、僕がドMな信者だからだっていうのはヒミツだ。そしてMatrox使ってますトホホ。G400だけど。
あ、書き忘れてたが、各社の回りくどい縛りプランが出揃った中で、ウィルコムは唯一マトモで素直に受け入れられるプランを継続していることを付記しておく。何がマトモかの判断基準は人それぞれで、難しいところだけどね。

ジェレミー・カルテル?

あまり調べてはいないが、ジェレミー・パウエル投手の二重契約問題は、きっとずいぶんとネット上でも議論されているんだろう。報道されているだけの情報をあつめて、僕のような一般ピーポーが一体どれくらいの分析を加えられるのかは分からないが、一つだけ納得のいかないことがある。「ソフトバンクは、なぜオリックスに連絡して確認を取らずにパウエル獲得に動いたのか」である。

この問題は、実は単純でいて釈然としないが、鍵はソフトバンク竹内COOの以下の発言にありそうである。

「日本では統一契約書が正式な所属を決定づける文書。営業、経営面と違い、勝つための編成案件はすべて競争。われわれはカルテル集団ではない

上記の「カルテル発言」を掲載しているのが、数あるスポーツ新聞の中でもソフトバンクの地元の西日本スポーツであり、記事の題名も「パウエル横取り ホークス オリと遺恨ぼっ発!!」という、とても地元紙とは思えないものであることも興味深いが、今回はそれについては深くツッコまない。

ここでちょっと余談。僕はソフトバンクの携帯を使用している。賛否両論あれど(否の方が多い気もする)固定概念や既存のパラダイムをぶち壊して、元公社系や第二電電系の携帯キャリアに立ち向かっていくソフトバンクの企業姿勢は、細かいことを抜きにすれば僕は好意的にみている。ホワイトプランが実は大して安くないとか、割賦縛りがキツイくせに0円表示してるとか、そういうプロセスの怪は百も承知だが、結果としてドコモやauが追従してプランや販売方法を抜本的に見直しているところを見ると、Vodafoneのような外資企業でも成しえなかったことをしているのは確かである。同じことはソフトバンクのADSL事業にも言え、ISDNの次は光ファイバという計画を着々と進めていたNTTに立ち向かい、NTTの戦略を変えさせたのもソフトバンクである(モデムレンタル制度の怪しさ云々は略)。

閑話休題、今回の二重契約問題に関しても、既存の馴れ合い体制に一石を投じたという見方ができる。江川事件と同じく、弁護士であるコミッショナーも気づかぬ抜け穴が野球協約等々にあったというわけだ。だが、通信キャリアとして確固たる地位を築いたソフトバンクが、オリックスに対してなぜ電話の一本、メールの一通を出せなかったのか。その答えは、前述の竹内COOのカルテル発言にあると思う。つまり、彼等はプロ野球の球団という「事業」を、ADSL事業や携帯キャリア事業と同様に、既存の妖怪どもを退治して新しいパラダイムを創出すべく進めていこうと考えており、「ソフトバンク球団はカルテルではない」=「パの他球団はカルテルであり、それには加わらない」と言い張っているのである。

プロ野球がカルテルであるかどうか、またその是非に関する議論は、非常に複雑困難であるが、これについて僕は一つだけ思い当たることがあった。それは、読売ジャイアンツの渡邉恒雄会長がその昔、長嶋監督の頃に大補強をした際、「資本主義だから、ビンボーなYsやCはパ・リーグに行け」というような趣旨の発言があったことである。僕はアンチGでも何でもないが、プロ野球という特殊な市場の中で、現実の自由競争主義と同じ考え方を持ち込もうとしていることに妙な違和感を覚えた記憶がある。今回の竹内COOの発言も、そう考えれば同類のものとして受け取れないか。もう一度問おう。新規参入に大きな壁を設けているプロ野球は、本当に自由競争主義であるべきなのか?

この件については、連盟や高野連、ドラフト制度などを絡めると書ききれないので、本当は僕なりの意見があるのだが、別の機会に譲ろう。ともかく、自由競争とは言い切れない箱庭の世界において、現実の自由競争主義を持ち出し、カルテルじゃないからと言って、つまらんトラブル回避のための電話一本も掛けない。昨年未勝利のパウエルがそこまでして欲しかったのか。ソフトバンクのその後の戦略は、いろんな意味で巧妙かつ素晴らしい。会見における通訳の根回しから始まり、パウエルをキャンプに呼んだり、神様である王監督と面会しているところを全国放送で垂れ流し、結果、コミッショナーを巻き込んで全面勝利という格好になった。パウエルの言い分を真に受ければオリックスの不手際も多々あるだろうが、対するオリックスはそれを指をくわえて見ているしかなく、ドン宮内がお出ましになるわけでもなく、かといって中村勝広本部長が阪神監督時代よろしく燃える男になるわけでもなく、大恥をかいただけである。

ファンの立場からは、この件をどう受け止めるのだろうか。オリックスファンとしては、来たくないと言ってる外人にムリに来てもらうこともなく、デイビーが昨年比二倍、馬車馬のように頑張るだろうから、むしろパウエルをソフトバンクに突き返すくらいでいいだろうが、ソフトバンクファンの受け止め方は想像できない。そもそも、ガトームソン、スタンドリッジと先発完投型2桁勝利級の外人ピッチャーが在籍しているのに、さらにパウエルっていうのがよく分からないんですが。まぁ、「五輪に3人以上選手を派遣したチームは外国人枠臨時拡大」とかいう制度の活用をしたたかに睨んでるのかもしれないし、何よりカズミ今季絶望の環境下で王監督の花道を飾るためには、手段を選べないってコトかな。うん、きっとそうだ。くすぶってる若手ピッチャーもいるだろうに、神様が監督だとメンドクサイですな。

ある不信の物語

WWW経由の通信販売は、楽天などの例を出すまでもなく、我々の生活に定着している。我々が数多のネットショップの中から1店舗を選び出す基準は、大まかに2つに収斂されよう。一つは、価格.comの成功に見られるように価格の安さ(送料込みで!)、もう一つは百貨店のようなブランド力や実店舗利用経験などから築かれる、その店の主観的な信用である。単純に考えれば、この二つを高次元で両立させている店が、ネット上で成功しているのではないか。さて、ここで問題。実店舗を利用して良い印象を持ち、その店が運営するネットショップで手頃な値段で欲しい商品が陳列されていたら、あなたならどうするだろうか、というお話。

初めてパソコンを自作したのは、かれこれ8年も前、僕がまだ東京在住の大学院生だったころのことだ。当初、自作と言えば、アイボリーの地味な色のケースにわけのわからないパーツを詰め込むマニア仕様だとばかり思っていた。が、高校時代からの友人(自作マニア)に連れられて行った秋葉原のFaithで出会った星野金属(当時)のJAZZ LVに一目惚れ。大胆に斜めに削られた前衛的なフロントマスクと、シルバー総アルミに前面アクリル張りというスタイルは、それまでの僕の自作イメージを吹き飛ばすのに充分だった。なけなしの金をはたいて当時は高価だったアルミケースであるJAZZ LVを手に入れ、友人の薦めのままにPioneerのスロットインDVDドライブやらMatrox Millenium G400(G400がいかにマニアパーツなのかを知ったのは、ずっと後のことだった)やらを買ったのは、すべてFaithだった。それからというもの、秋葉原にパーツを漁りに行くときは、他店とは少し離れた場所にあるFaithにも必ず足を運び、今から考えれば実にくだらないパーツを調達したものだ。

さて、最近、「リビングでインターネットしたい」という母の要望に応えるべく、DELLの直販でInspiron 1526を購入した。WXGA液晶、Athlon64 X2 TK-57 1.9GHz搭載ノートで7万円を切るという、Athlon64 X2 3800+のCPUを数年前に4万円弱で買って「ヤッスーイ」などと言っていた自分が悲しくなるようなスペック/価格である。本機にはオプションのBluetoothを積んでおいたので、それを活かすべくBluetoothマウスを購入することにした。ネットを漁ってもなかなか良いものが見当たらない中で、僕の要望を満たす日本未発売のLogitech V470に行き当たった。このマウスを輸入販売している店を探しているうちに、手ごろな値段で売っているお店を一つ見つけた。それが、前述のFaithだったのである。

Faithには昔からよく通っていたし、店員も親切だった。僕は今、東京を離れているのでネットで注文するしかない。Faithでの通販は初めてで、納期5-10日ではあったが、送料は高くても送料込みでも値段も他店と比べて手ごろだし、ということで迷うことなくポチる。それで支払いをカードで済ませたのが先週初頭のお話。で、自動返信で来た「ご注文内容の確認」なるメールの一部が、若干気にはなるものではあった。

※受注承諾メールではございません。

つまるところ、注文は受けたけど受注はしてませんよっていう禅問答みたいな状態か。まぁしかし、Webシステムにおける注文のタイムラグと在庫(店舗在庫は無いはずだが)との関係でこう謳っているだけで、すぐに受注承諾メールが来るものだろうと思い、特に気にはしなかった。これまでのネット通販は皆そうだったし、何せ僕が自作を始めてからずっとお世話になってたFaithである。しかし、まる1週間以上たっても「ご注文内容の確認」以降のメールは来ず。何なんだ、僕の注文は受注されてないのか、と思うわけだ。

とりあえず、ネットで注文したものだから、ネットで問い合わせようということで、FaithのWebサイトのフォームから質問。投稿ボタンを押すと、「ただ今メールが込み合っており、返答に時間がかかります」みたいな表示が。ついでに納品書もお願いしようと、納品書請求フォームから申し込むも、また同じ表示。心配なので、ついに電話で問い合わせることにした。が、日中で定休日でないにもかかわらず、何回かけても電話は呼び出し中のままなのである。ここでやっと、これはマズイと気付き、価格.comのFaithの評価を見て更にビックリ。この手の投稿は主観が入り混じり、少数意見ならば商品の初期不良やクレーマー的視点で悪評価になる場合もあるが、現時点で70件ある投稿の半数以上が悪評価なのは如何なものか。

その後、時間を見つけては電話をかけていると、やっと繋がる。経緯を聞くと、受注はされているらしく、2月29日に問屋かどこかに発注したという。今週末か来週頭には発送するらしい。何故、注文から数日経った29日に正式受注もせずに問屋発注なのかという素朴なギモンは残ったが、とりあえず、Faithが僕の注文を正式受注したことと、納期はいつになるのかを改めてメールで知らせてくれ、との旨を伝え、その場は電話を切った。それにしても、「受注承諾メールではない」というメール以来、1週間以上連絡をもらっていないのに、お店側は勝手に受注しており、問屋に発注をかけてるとは、いったいどういう見識なんだろうか。

電話を切ってから、改めて考えた。数年前、秋葉原のPC-Successが夜逃げしたことを思い出した。もともとネットでは悪名高いショップで、在庫や納入のあてもなく自転車操業で店舗運営していたという話だった。今回のFaithのケースは、PC-Successと何が違うのか?実は同じなのではないか?だけど、そうだとしたら僕が東京にいた頃によく通っていたFaithの店舗は何だったんだ?どうも心が晴れなかったので、もう一度電話して問い合わせてみることにした。

今度は一発で電話が繋がる。これまで書いた、僕とFaithとの関わりも交えながら、正式受注もないまま発注しましただなんて、一体御社の運営はどうなっているのか、代金だけ先払いで、モノはきちんと届くのかと。しかし、どうにもまともな答えが得られず、電話の向こうからは誠意が感じられなかったため、結局、注文キャンセルと相成った。(余談だが、カード支払の注文をキャンセルしたのだが、この体たらくではFaithがきちんとカード会社に対してキャンセルの処理を行っているのか、来月のカード明細が見ものである。もう電話したくないんだけどね。)

僕が言いたいのは、Faithはサイテーな店だから皆さんも利用しないほうがいいですよ、みたいな、価格.com評価のようなお話ではない。単なるネット通販のトラブルとしては、今回の件は実にささいなことであり、もっと複雑なトラブルに巻き込まれた人は大勢いるだろう。それより、老舗パーツショップであり、何より僕が店舗によく足を運んでいて、親切な店員がいる店頭をよく知っているあのFaithに裏切られたことによる、実店舗利用経験を通した(主観的な)信用の崩壊が切ないのだ。それでなくても現在の秋葉原は、萌えだかメイドだか何だか知らんが、そーゆーものが表に出て繁盛し、秋葉原の屋台骨を支えている一方、裏通りに追いやられていくパーツショップは経営難らしく、僕がよく通っていたOVERTOPや高速電脳が店をたたむなどしている。そんな中で、少なくとも僕にとっては信頼できるパーツショップであったFaithがこの体たらくなのだ。こうしたことの積み重ねで、パーツショップが衰退し萌えが拡大して、秋葉原の陣取り地図は書き変わっていったのだろうか。まぁ、萌えがどっち向こうが僕の知ったことではないが、僕は金輪際、上京してもFaithに足を運ぶことはないだろう。不信とはそういうものだ。

久しぶりに

Windows Live Writerというソフトを使ってみたいがために、久々に更新してみることにしました。これまではシェアウェアのBlogWriteを使っていたんだけど、Microsoft謹製のフリーウェアということで、実力のほどはいかに?

Windows Live Writer

・・・直感的に使えていいかもしれない。設定も楽チン、投稿もあっさり出来たぞ。しばらくはこれで行ってみよう。

今後は、競馬だけではなく、プロ野球など他のスポーツや時事ネタについても、ちょこちょこ投稿していこうと思います。

くりまるの自己紹介

  • 2007-05-15 (火)

はじめまして、くりまるです。
身長と体重がベッカムと全く同じチョイワルオヤヂです。
同級生には、アファームド、アリダーなど、そうそうたる顔ぶれがいます。

中京、福島とローカル開催に遠征したにもかかわらずまったく勝てずに「もう競馬やめる」が口癖となっているのに、さらに追い打ちをかけるように中山グランドジャンプの日に、中山競馬場でおやつにカッチーのGI焼きを食べ、やっぱカッチーに呪われたから競馬勝てないなどとのたまっていたら、次の日に勝春が15年ぶりにGIを勝ってしまうというダブルショックで、おにぎりまるは競馬ネタを更新する気が失せたようです。なので、不肖くりまるがしばらく後を継ぐことにします。

一応、競馬ネタでいくと、プロフィールはこんな感じ。

好きな馬 ダンシングブレーヴ、サニーブライアン、セイウンスカイ、キングヘイロー、ヤマカツスズラン、ジョウテンブレーヴ
好きな騎手 大西直宏、中舘英二、内田博幸、柴山雄一、松岡正海、津村明秀
いつも気になる予想家 佐藤洋一郎、柏木集保

くりまるは周囲には競馬好きで通っているのですが、その時に「ギャンブルとしてではなく、スポーツとして好きなんだ」というと、必ず「みんな初めはそう言うんだよ」と揶揄されます。けれど、僕の競馬の買い方は、例え勝っていたとしても、おおよそ以下をはみ出ることはありません。

  • 気になる重賞のみ参戦し、額は2000円程度。
  • 平場は、競馬場に行ったときのみ参戦し、1レース500円程度。

学生時分からずっとこのスタンスでやってきたし、今後も変えるつもりはありません。基本的に、負けることを前提に買っているので、自分の中で見物料として計上可能な額以上には払えないのです。でも、最近だと、ダービー卿CTを馬連4頭BOXで万馬券をビシッと獲ったりして、点数は少ないけど意外と当たってる?かも。あとは、競馬場で写真ばっかり撮っています。

そんな感じで、観戦記+写真と予想をぼちぼち書いていきますんで、よろしく。

ブログランキングは気にしないし、記事だけを配信したいので、くりっくおねがいしますリンクは付けないつもりなんだけど、おにぎりまるにおこられるのかな(;´Д`)

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